sony reader / book lineup
文庫本の大きさという点で移動時にものを読む者として触手は伸びた。けれどもおそらく充実が遅延するブックデータのラインアップのズレという問題があり、充実する時間の経過によっては、開発する側のビジネス折衝、折り重なりによって、ブックデータ自体のデバイスの越境性と、商品価値などの比較から、データよりも筐体という目先をその場その場でやりくりすることで、新刊はもとより、品揃えが一向に捗らない脆弱が露呈する気配もある。マルクスの資本論とかが用意されていれば即買いなのだが、現行の発行書籍すべてが日本語の縦書きデータに変換されるなど夢のまた夢の夢。(任意の書籍をまるごと簡単にデータ変換可能にする秘法をどなたか開発してくれないか。)
文庫本の紙の肌触りと縦書き印字の言葉の連なりを、枝折など挟んで読みとったボリュームを嵩ではかっている体感は、簡単に捨てることはできない世代でもある。
移動時を除いてー移動の時間も短くなったー、こちらは机の端末で全て行う日常であり、カフェに座って携帯デバイスであれこれ情報を弄る生活スタイルではないから、スマートフォンにも無頓着であり、タッチインターフェイスの利便にそれほど恩恵を感じていないこともある。携帯メールなら数行、電話だけでも充分という使い方しかしていない。
触感の快楽は、思春期に女性の胸の柔らかさを妄想していた頃から指先に時間をかけて刷り込まれているので、おかしな帰着だがやはり文庫本がよい。とまた、ロングテールタイトルを探す。
荷造りし、集荷web依頼。今回はフィールドロケの計画があるため、HDビデオカメラ、フィルムカメラ、レンズなどかなりの撮影機器を加える。
事務処理、オフィス整理、掃除など。
エツミ カメラ水準器
Velbon Action Levelがよいかなとも思ったが、なんとなくやめる。
越境 (ハヤカワepi文庫) [文庫] / コーマック・マッカーシー / アマクリ