KING 2102 (2B) Yellow Brass Bell for Harubo / 下倉楽器
ラボでの借り物のボーンがへたれていて酷いと嘆くので、半年のブランクからようやく始めた意欲を評価してボーンを探す。本人が試奏した感触は、BachよりもKingのほうがよろしいようで、潤沢な予算があればSTERLING SILVER BELLがいいが、良い出物がないし、そもそも高価。本人の努力と希望と、いずれ楽曲に応じて3Bの銀をという揃えをしても良いし、テナーバスという並びにしても良い。前世紀のリストア中古もあったが、あまりにその使い込まれた外観に貫禄がありすぎるので、程度の良い物をようやくみつける。
12/23のコンサートまでには慣れるとよいけれど、自宅練習用にミュートが必要のようだ。
姉のお下がりのibookはG3だから、新しいiPod nanoは使えない。OSのアップデートも機種的には無理だから、新しいラップトップが必要だなと、とりあえず父親のライブラリーから4GBほどをインストールして、新型のiPodを使えるようにしたのはいいけれど、Macbook airを約束せざるを得なくなる。ボーンの購入と重なったので、セレブではないジリ貧の労働者である父親は、来年まで待てと娘に言い聞かせた。
もともと7年も8年も昔に父親が使っていたG3ラップトップを、文句を言わずに丁寧に使っている健気さに打たれて、少しでも現代的な環境を準備してやらねば可哀想だという気持ちを引きずって、クリスマスは無理だが、正月にはなんとかしようと、稼ぎの仕事のスケジュールを調整する。
オフィスでも環境向上(というか標準への底上げ)のハードとソフトのアップデートの必要があり、なにかと入り用が続き、いつまでたってもあたふたとする遣繰りに頭を悩ます。
次女の再開したトロンボーンを、喜んでいるのは本人よりもこちらのほうで、音楽を人生の伴侶にできなかった喪失感を、娘がなんとかゆっくりでいいから持続させてほしいと祈る気持ちがあり、思わず久しぶりの休日の朝から、トロンボーン奏者を漁るように探して聴き、まるで未知との遭遇で出くわした異星人の言語のような感覚で、いつまでも腹から伸びた呼吸器の振幅に耳を澄ましていた。
time / timeless / no-time : Walter De Maria (1935~) / Chichu Museum
夏に私用で岡山から瀬戸内を巡れなかったので、李先生の美術館もできたことだし、この冬には、ベネッセアートサイトへ行こうかなと計画。