ディーラーからいただいたホテルの宿泊招待券で、一度は俺は行かないとダダを捏ねた父親とリハビリの意味もあるからと宥めた母親と三人で軽井沢ホテル1130へ行く。
部屋は上等なスイートで、午後3時のチェックインから持ち込んだ仕事は別室の寝室にて夕方まで捗った。
好きなものを喰えるバイキングだったが父親はやはりまだ食が細く、山羊のような菜食と握りこぶしほどの量でもういいとベッドに横になった。
食事の後、ラップトップと一緒にバッグに入れてきた土の文明史 / David R. Montgomery を捲り続け眠れなくなる。
翌朝早朝に標高1130メートルと示された屋上にあがると一面の雪景色となっていたが、嬬恋の地形的なものか気温は零下だったが酷いとは感じない。標高がホテルの名前とこの時に知る。帰り道の路面は中軽井沢に降りるまで凍結していたけれども。
帰り道、峠の釜飯を土産に買って、世話になっている戸隠の叔父夫婦へ届ける。仕事場に戻る途中カトウより電話があり母上が松本で手術入院したと聞く。17日の取材打ち合わせをする。飯綱の横から吹き込んだ雪を被ったバイクを玄関前のテラスまで持ち上げて冬支度をし、初めての雪かきをしてから風呂に入る。モリヤ君と電話にて明日の打ち合わせを行う。夕方、二ノ宮女史と電話にて展示の打ち合わせ。