世界制作の方法 (1975) (ちくま学芸文庫) / Nelson Goodman (1906~1998)
舞踏会へ向かう三人の農夫 (2000) / Richard Powers (1957~)
朗読者 (2003) (新潮文庫) / Bernhard Schlink (1944~)
若者はみな悲しい (光文社古典新訳文庫) / Francis Scott Key Fitzgerald (1896~1940)
天上ノ蛇、紫のハナ (2005) / 吉増剛造 (1939~)
小高へ 父 島尾敏雄への旅 / 島尾伸三 (1948~)
墨汁一滴 (岩波文庫)、仰臥漫録 (岩波文庫) / 正岡子規 (1867~1902)
名づけえぬもの (1970) (単行本) / Samuel Beckett (1906~1989)
獄中記 (岩波現代文庫) / 佐藤優 (1960~)
英語でよむ万葉集 (2004) (岩波新書) / リービ英雄 (1950~)
漱石・子規往復書簡集 (岩波文庫) / 和田茂樹 (編集)
海を見たことがなかった少年 (1995) (集英社文庫) / Jean-Marie Gustave Le Clézio (1940~)
台所のおと (1995) (講談社文庫) / 幸田文 (1904~1990)
晩年のスタイル (単行本) / Edward Wadie Said (1935~2003)
沼地のある森を抜けて (新潮文庫) / 梨木香歩 (1959~)
Essais 1 (単行本) / Michel de Montaigne (1533~1592)
贖罪 (2001) (新潮文庫) / Ian McEwan (1948~)
このあいだ東京でね (単行本) / 青木淳悟 (1979~)
類推の山(Le Mont Analogue 1952) / René Daumal (1908~1944)
崩れ (講談社文庫)(1994) / 幸田文 (1904~1990)
木 (新潮文庫)(1995) / 幸田文 (1904~1990)
梔子
花には強い芳香があり、学名の種名「jasminoides」は「ジャスミンのような」という意味がある。
10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴である。この果実は熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。人家周辺に栽培されることが多い。ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もある。
果実にはカロチノイドの一種・クロシン(Crocin)が含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられた。また、発酵させることによって青色の着色料にもなる。これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、たくあんなどを黄色に染めるのに用いられる。また、大分県の郷土料理・黄飯の色づけにも用いられる。クロシンはサフランの色素の成分でもある。
また、果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。煎じて黄疸などに用いられる。黄連解毒湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。-wiki