妹が娘らをスキーに連れて行ってくれたので一日独りで仕事ができた。夕方雑誌を買い込んで母親を見舞うと、個室の窓辺に座って書き物をしているので驚く。はじめて水分の補給を許されたといって、指差すミネラルウオータは半分ほどになっていた。点滴による栄養補給だけなので、術後6日経過で、やはり身体全体が縮んだような気がした。ベットに横たわるまで、何度か痛みを声に小さく出したが、これで腹を切ることは終わったという安堵が滲み出てそれが健やかさを醸していた。こちらは聞き役に徹して母親の気の済むまであれこれ喋らせた。
「琥珀」の作品化を実行。撮影。かなりよいものができる。
Quick Time Playerを三つ並べ、同時に再生させ、音響のサンプルも併置し、VEのシミュレーションをすると、インスタレーションのプランに変更の可能性が生まれた。
昨日付けの読売新聞に、苗市のことが掲載されていた。住職の顔写真を眺め、酒の味を舌に浮かばせた。来週から本格的な準備に突入。明日は新学期に備えて娘らを東京に返す。