Takenouchiが、照明システムを詰めるために訪れる。メッセで、Gentaと共にやりとりしながら、細かい断片をつくる。こうした機会に固有な才能の輝きに触れることは、他の何にも変えがたい時間だ。Ikedaと、音響のシステムのチェックをしながら、情報の解析のスピードと、的確な思考の展開に舌を巻いたのは、夕食の前だったが、深夜になって、唐突に、Gentaに一任していた開発途中のVE_siteをみせられ、これも驚いた。クライアントなどの抑圧がないことは勿論だが、こうした顕われを、いかに社会に認知させて、ベネフィットするかが、こちらの役目なのだろう。皆それぞれ仕事を抱えながら、ひたすらに楽しむ姿勢で、こうしたプロジェクトを進行させることは、今後の展開に大いに関わる大切なことだ。24時間前には、Ushiyamaの作品を6時間かけて、取込みながら、ひとつひとつの作品の力に圧倒されていた。プロジェクトのレベルをできるだけ上昇させるのは、もはや当たり前で、できるならば、思いがけない展開を呼び込むような、各々のスキルアップなんかより、「自由」が広がる。あるいは新たに「自由」を獲得できればいい。それにしても皆さんも眠りませんね。