昼に次女を早退させ、東京医科大学病院に、ホルター心電図計測に行き、なんとアトピー気味の次女の柔肌を紙ヤスリでごしごし擦って、装着されるのを我慢して眺め、帰宅すると3時すぎ。同じ計測は4年ほど前に行ったことがあるが、機器は、お弁当箱の大きさから、ipodの大きさに縮小進化していた。装着したまま24時間の心電図を計測する。積もった仕事をしながら、果てない感触を堪える。Visual Echoの具体的なシステムのことで、Takenouchiに相談。あれこれ調べる。簡単なコンテンツサンプルを作ったが、全体の配置構成チャートをつくらなければ意味がないと、中途で放棄。全体を調整することが目的でないので、使い勝手がいい器を作らねばならない。明日も、同じ時刻に病院に機器の取り外しに行かねばならないので、途切れがちな時間に集中が切断されて、やることが前後する。深夜になって、Oval Dokを聴いて思考を真っすぐ前に向かわせる。
昨日観た日曜美術館の中平卓馬は、番組が意図的に記憶喪失した人間とはなどという、テーマ性を影からアプローチしていて、腹が立った。そういうことではないだろう。こちらとしては、森山大道も語っていた、中平のカメラを構える鳥のような姿勢が印象に残った。シャッターを押した後、現場から逃げるような仕草も面白かった。確かにそういう気持ちにはなる。結局、簡単なことのクオリティーを考える。