Ikedaと仕事の打合せをしながら、以前ブラウジングしていて感心したイタリアのプロダクト会社UNIFORのシンプルなページをまた見ていた。非常に薄いテーブル(less)は、初めて見た時、かなりの驚きがあった。ドイツやイギリス、北欧のプロダクトと違って、イタリアのデザインの中には、あの6時に閉まってしまうバールしかない(私の訪れた時はそうだった)時間の蓄積が併置されている空間を、睨んで切断するような鋭さに満ちているモノがある。シンプルなコンセプトで貫く意匠を、再び印象深く眺めた。tsurutaに是非、実際の手触りを確かめてもらいたい。時間のある時よろしく。(どのくらいの重さに耐えられるかとか色とか重さとか値段とか大きさのバリエーションとか・・・)
日本の一過的なデザインコンセプトとちがって、時間に対してへこたれないモノに寄り添う、こうした開発の態度は見習うべきものがある。図書館などいいねえ。小学校等こうしたモノで環境が作られていると、育つ子どもたちの感覚も変わるだろうな。美しく機能的な日常空間というのは大切だ。この国の天井の高さとかどうにかならないものか。


このLESSの印象がWATER DESK構想のベーシックコンセプトを支えていたことに気付いた。WALTER DE MARIAをなぜか想起する。