作成に明け暮れながら、業務に草臥れた夜、娘達へのものと合わせてamazonで選ぶ。
トロンボーン スケールマルチ事典
あるようなないような / 川上 弘美
チエちゃんと私 / よしもと ばなな
他者の苦痛へのまなざし、On photography / Susan Sontag(1933~2004)
ディアスポラ、万物理論 / Greg Egan(1961~)
一度は在庫がないとメールが届き注文を破棄する返信を送ったが、若干遅れて探したと連絡があり、翌日届いたСталкер(1979) / Андрей Арсеньевич Тарковский(DVDx2)を観る。ようやくvideoHi8のノイズで歪んだ画面から開放された。音響は誇張されたかもしれないが、デジタルリミックスされてわかりやすくなった。一日で速読して納得したJohn Scalziの老人と宇宙は、Hemingwayへのオマージュではなかったが、Star Wars世代の、楽観的且つ切断と飛躍に満ちた物語構造は悪くなかった。Tarkovskyと対照的な活劇として、並べて同期させると面白い効果が生まれる。
今振り返れば、Nostalghia(1983)の洗礼を受けて、映像への憧憬と個人的な関わりがはじまったようなものだ。Сталкерは、読み物を読むようなある意味饒舌な対話劇であり、ロケーションもその為のものと思われるが、Nostalghiaは、静謐な映像の力へ極度に傾倒している。ということで、これもvideo8を卒業して、DVD注文。Greg Eganがこの脈絡の無い選択に対応すると面白いのだが。
「あいつはね、人間の鼻の中にあった埋もれた感覚器官を作用させて、生物的に「見える」形態とか状態をつくっているから、これまでの俺達の見えてた事やモノとは違うレヴェルを扱っているんだよ」
「主観的な見える印象といったものは介入の余地がないのか?」
「どうだろう。使用頻度によってそういう成熟もあるかもしれないなあ」
・大島利浩(1960~)
・nagune
・北岡明佳(1961~)
・海老塚耕一(1951~)
・倉重 迅(1975~)
・山口典子(1983~)
・塩田千春(1972~)
・内藤礼(1961~)
・入善町 下山芸術の森 発電所美術館
・ベネッセアートサイト直島
・川俣正(1953~)
・手塚愛子(1976~)
・大巻伸嗣(1971~)
・gallery A4
・小西真奈(1968~)