paradisenow.jpg医療法人北島眼科クリニック院長の秀ちゃんが、天使の誘惑を持参してくれて新年会。ほぼふたりで一本空ける。まるでブランディーだねと飲み過ぎる。妙に眼が覚めて、深夜からparadise nowを観て、朝迄読書。翌日ソルマックを流し込んで、久しぶりのまるでLOSTのハーリーのような不運続きの竹ノ内、湘南から車を走らせた曲尾、引越し準備で慌ただしい玄太、睡眠の周期がこちらと似てきた池田、素晴らしいプレゼン用オリジナル作品資料を持参してくれた丑山、東京にいっちゃいそうな竹中、正月早々翌日の為に喪服を持参した青木らと昼過ぎからこどものためのリトミックながの北長野教室をお借りして新年会という名目の宴会。東急ライフにて鮨を買い込み、みんなでポンジャンなど正月らしい遊びをする。丁度プロジェクターと教室のスクリーンがあったので、80インチスクリーンにて箱を試すとなかなかよい。二日酔いの竹ノ内は3D酔いが加わり早々にぶっ倒れる。熟睡した竹ノ内を寝かせてから、池田に教えてもらた 麺工房いなせに出かけてラーメンを食し大いに満足。借りた教室の風呂が広くて大変よい。皆で順番に汗を流す。思わずLOSTシーズン3vol.2を浴槽に持ち込んで宴会の途中で読書した流れで、そのまま倒れる。新年会続きのようで、皆疲弊気味で倒れる者多し。夜中目が覚めて朝迄片付けと読書。朝方再び倒れて午前9時すぎに目覚める。
オブセコンテンポラリーにて、プロジェクターの再設置。しなのキャンパスの田中先生、事務局の中野さんが観にきてくれる。田中先生より有名な市田柿を頂き、池田、竹ノ内、曲尾と分ける。中野さんより蛍の飲む水を頂く。恐縮する。FUJI ZEROXプロジェクターのランプが切れ、交換ランプもすでに手に入らないので設置続投諦め、新規プロジェクターTH-AX200を注文。館長の重田さんに、次企画出品作家の藤井氏より展示の際使用したいと要請のあった塩化カルシウム400kgの調達と搬入の詳細調査をお願いしてミュージアムをあとにする。
実家に戻ると、始まりの言葉 (双書時代のカルテ) / 古井由吉、ひととせの―東京の声と音/ 古井由吉、WP-DC21が届いていた。忘れ物で立ち寄った竹ノ内と曲尾で、この雪雨の日用(あるいは勿論水中)プロダクトに感心する。パッキンには都度シリコングリースを塗ったほうが劣化防止の為よろしいとのこと。
中村仁の個展情報をアップ。
深夜迄読書していると、丑三つ時に娘らより勉強しているの〜とメルあり。頑張れとレスする。
今年も皆に幸あれ。


paradise now : イスラエル政府の占領政策、軍事行動に対するパレスチナの自爆テロという構図に対する批判的な作品とも勿論云えるけれども、作品の持つこうしたメッセージを読み取るだけで、映像作品享受を終えることは空しい。シークエンスの文脈やショット自体に重さがあるのは、イコンとしての力と感じるのは、最近のこちらの傾向ではある。
娯楽と選んで胃薬のつもりでさらっと捲っているLOSTの、シーズン3で忌々しさを感じざるを得ないのは、構造に潜ませている「敵対」の仕組みであり、これはなんだかもう古くさい。
つっこみとボケという乱用されるダイアログも、実はこの「敵対」という対のバランス、あるいは揺らぎであって、積み上げていく構造の重厚さが放棄されたスノッブで安易な反射として差異なく併置されていて、飲み干すには物足りない。
一瞬の了解を得る為に、大声を張り上げるような仕組みを厭世的に斜に構えて垂れ流す態度を切り捨てて、こちらは、こちらの抱えるべきイコンを、重厚に構築したいものだ。