折角刈り払った庭の草が雨の日々もあってか旺盛に伸びはじめた。あっという間に一週間が過ぎている。便座に座って関心や欲望が萎える時を浮かべてそろそろきそうかと訝る気持ちも大きくない。 「憤怒」ということは感情なのか、激烈な観念なのかと転がして、どちらにしても自らへしか戻らないことだと、さめざめとする。