ようやくGerhard Richter 100 Picturesが届き、捲り、絵描きの茨の路を想う。
目出たく結婚ー引っ越しで手放してくれたDual 2.0 GHz PowerMac G5を送りましたと、学校の生徒だったyudaよりメルあり。
撮影を手伝ってもらう予定だったgarioが風邪で倒れ、genta曰く「心労ですかね」。来週撮影の調整をする。
しなければいけない1980~1990年代のDV検索が滞り、そろそろはじめようと8mmビデオテープに手を伸ばすが、途方に暮れる。
新家族/富岡多恵子を進めては戻りする、遅々とした読みを続ける。制作年月日を作品にあてて、少しも古くさくないのに感心する。
NHKスペシャル 核クライシス
第1集 都市を襲う核攻撃 〜地表爆発と高度爆発〜8月5日(日)午後9時〜9時49分 総合
第2集 核兵器開発は防げるか 〜IAEA査察官 攻防の記録〜8月6日(月)午後10時〜10時49分 総合
ー世界を揺るがす北朝鮮の核開発とイランの核疑惑。一方、アメリカなど軍事大国は小型核など「使える核」を開発し、先制攻撃も辞さないとしている。今、人類が直面する新たな核の時代を描くシリーズ「核クライシス」。2夜連続で現代の核の脅威を徹底検証する。ー
「アトミック・カフェ」
8月5日(日)サタデーナイトスペシャル バリ・シネ [映]「アトミック・カフェ」 … 03:20〜05:00
ー米ソ冷戦時代に製作されたアメリカ政府の広報フィルムやニュース映画を再編集したドキュメンタリー映画。<1982年/アメリカ>日本語字幕あり。「華氏911」「シッコ」のマイケル・ムーア監督が師匠と仰ぐ、ケヴィン・ラファティ(実は彼はブッシュ現アメリカ大統領のいとこである)らが監督・製作。既存のニュース映像、政府製作の広報フィルムのみを用いるという技法を徹底、完成するまでに5年の歳月を費やした。ー
反核運動・反原発・原水爆禁止
日本反核法律家協会
土星の環 /Winfried Georg Maximilian Sebald(1944~2001)
出版社からのコメント /quotation by amazon
ー<私>はイギリス南東部を徒歩で旅し、過去何世紀にもわたる様々な破壊の跡を目にした。海辺で、資料館で、<私>の連想は、帝国主義時代のオランダの過去、ワーテルローの戦場跡を訪れた記憶、バルカン半島における虐殺の歴史、アフリカ大陸でのベルギーの搾取や略奪などへと続いていく。 <私>は旅先で多くの人びとと出会い、過去の様々な人びとを想起し、その生涯を辿る。コンゴで植民地主義の狂気を目の当たりにし、『闇の奥』を書いたコンラッド、「理想の国民」たる蚕を偏愛した西太后、フランス革命前後の激動をくぐり抜け、回想録『墓のかなたから』を書いたシャトーブリアン……。
最後に<私>は、中国からヨーロッパにもたらされ、各国で国家事業として育成された養蚕に思いをはせる。養蚕を国家意識高揚に結びつける企図は、百年後ナチによっても鼓舞されていた……。
思索や連想の糸がたぐられ、ヨーロッパ帝国主義による破壊と自然がもたらした災厄、古今の文人たちの生涯を辿っていく。誰も振り返らない往古の出来事、忘れられた廃墟が、時空を超えて呼び戻される。境界がなく、脱線と反復を真骨頂とする、ゼーバルト独自の世界。解説=柴田元幸ー