雷の光る雨の夜、怖々PCの電源を入れ、genta、ikedaとプログラムチェックして、多少気が緩んだ。早朝まで意識を墨で塗り潰したように深く眠った。こちらの暫定プランしたタイムラインを、gentaがプログラム構築しながら若干ズラしたコンテンツプログラムは、か弱いMac-miniにしては、素晴らしい出来といっていい。テキストの効果は予想以上。
連日分刻みで片付けるべきことがあり、いつ終わるのか果てしない気持ちを放置したままでいたせいだろう、やはり落とし穴に落ちた。予感した通り、届いた宅急便の中にLEDライトのACアダプターが見当たらず、takenouchiに救援を求める。これが最後であってほしい。
打ち合わせのつもりのミュージアム集合が、急遽(というより間に合わないという不安から)準備の為の撤去作業に成り代わり、床にアンカーで打ち込まれていた壁の移動からはじまり、理解できない水槽の撤去に至る。そんなつもりで来ていないikedaのお出かけ風味の靴が可哀相だった。坂本氏がガラスで指を切った時は、こちらも危ないと、咄嗟に休憩所に逃げていた。不必要なものを全て取り払いたかったが、時間的に意味の無い暗幕だけ残したのが心残り。
施設外観のリニューアルの確認をJinと模索し、それなりの結論を漠然と導く。
熟睡したとはいえ楽観に座り込む度胸もなく、暗いうちにまだ寝ているカラダを引きずり、図面の詰めを行い、午前にLED及びVFDモジュールと鉄のフレームとのジョイントの打ち合わせをして、坂本氏に今回使用予定のTH-D3500のマニュアルPDF及び吊り下げ器具の詳細PDFを送付。ねじ穴の位置が明確に示されていないので、直接小林氏に聞いて貰うよう依頼する。施設入り口表示看板プランをJinに送付後、材料の買い出しに走り回り、女郎窓殺しの制作を始めたが、力が沸き上がらず、ノコギリ引きが辛いので、コンパネを選ぶことをやめシナベニヤにする。家族が遠くで、「黄砂」を繰り返していたが、空を見上げることもなかった。
春休みで一緒に来た次女は従姉妹のお家にお泊まりで、どこぞへ連れて行けとせがまれることもなく助けられた。
細かい素材も足りなくて、急ぎの注文を出したが、ぎりぎり到着との返答に弱る。
ふと、追加Dilad Screenと、これまでのものとの反射率の差異の不安が頭を擡げる。新しいモノのほうが目立ってしまったら、そりゃそうだろうと居直るしかない。
出来ることしか出来ないが、出来ると睨んで取りかかってしまっていることの多さに、今更に呆れる。
足を痛めて一緒に来れなかった里奈に誕生日おめでとうのメールをする。