カラダの都合で招かれていた今井君の新婚宅へ行くことができなくなった旨を電話してから、障害を持つ人の形で、それでもオフィスの年末の片付け、床の雑巾拭きやらを夕方迄のんびりと行い、腰にコルセットを固めて、ようやく仕事納めの終わったと安堵の表情を浮かべるTakenouchi、最後の撮影帰りのGarioとで、月島もんじゃ「はざま」にてささやかに忘年会。そのまま勝どきオフィスでまったりと堕落した二次会。GarioにLost Planet攻略をしてもらう。Takenouchiとふたりで寝転びGarioを煽てて5時間ほど粘っていただきeasyモードを無事コンプリ。眺めているだけでも面白い。よくできたゲームだと皆で感心する。途中Takenouchiがヘッドセットにてオンラインを試し、ボイスチャットに笑う。来月には北米でもソフトが売り出されるので多国籍ユーザーの参加により、英語が乱れ飛ぶチャットとなるらしい。Takenouchiにお願いされ、クリスマスの約束をDVDに焼いて渡す。疲労でコテンと倒れたGarioを放置し、Takenouchiと届いたばかりのTHE DESCENTを鑑賞。低予算で非常に上手に創られており、ふたりで圧迫感のある閉所恐怖症に陥り、これにも感心する。
このまま新幹線に乗るというTakenouchiを見送り、Web siteの美しい、united93/Paul Greengrass(1955~)を、ほとんど睡眠をとっていない状態で、寝起きのGarioと観る。やはり予想したとおりの素晴らしい作品。最近のこちらの嗜好バイアスがぴたりと当て嵌まる緻密繊細な構想構築がなされていた。こうした大きな事件の記録という背景を持つ映像は、様々に意味すること、意味を要求されることなどがあるだろうが、私にとっては、ミュンヘンと似た線上にあるこうした顕われは、今後創作すべき正当な手法・姿勢の突出すべきひとつであると再確認できた。
卒業制作の詰めを抱えこの年末年始は帰省せずに作業するというGarioに、良い年をと労ってこれも見送り、再度united93を観る。
16:9の大きな液晶モニターより、プロジェクターを選ぶべきか悩むところ。
THE DESCENTに冒された夢を見ないように、山形より届いた渡海鳴鳥/菅木志雄を捲りながらおそらく寝入る予定。