ひとしきり続いた通勤の行き帰りの地下鉄で読んだ、東野圭吾「殺人の門」には失望。売れている作家らしいが、長大時間を扱う物語自体捏造の恣意が稚拙な文体に纏わりつき、不快ながらも読んだのだが、最後はあまりにお粗末で失笑してしまった。
Prison Brake, Sin Cityとこれらも物語というより手法が子供じみて感じた。
受け止めるものに枯渇しながら、創出する仕事はなかなかむつかしい。
Lostに期待したいが、とりあえず制作側の手法の新しさに出会えればと、多くを求めない姿勢がこちらにできてしまった。
と、やはりまた書棚を眺めて、再読をと背表紙の幾つかを選ぶ。
memo : 時も
