青年(1941年生まれの筆者が25〜28歳)の柄谷が机に背を丸めて執筆する姿を後ろから眺めているような気分で、通勤の行き帰りに、稀少な出版物と云える、「思想はいかに可能か」/インスクリプト発行、をゆっくりと辿る。現在まで変わらずに貫かれている引用と解析のシンプルな文体には、青年の漲る意識の張りが言葉に健やかに現れていて、帰宅後湯槽の中で捲っている、成熟期の「近代文学の終わり」/インスクリプト発行、と昼夜平行して読むことで、変容の時代の意識を牽引した柄谷という固有の力にこれまでよりも近寄り、その近寄った分だけ再び突き飛ばされた気分になり、これは悪くない。
帯広の大くんよりわざわざお歳暮が届き、電話などで礼をして済ませるよりと信州の利き酒セットを送る。
試験中だった長女が借りた際には観ることができなかったWar of the Worlds/Steven Spielbergを購入。¥1980とかなりお安くなった。
ギターの練習を再開した長女を眺めている次女が、サンタに頼むプレゼントをギターにしたよと睨むので、サンタ大いに弱る。


Roland Guitar Amplifier Cube30, BOSS Dimension Processor “Chorus Ensemble” CE-20, BOSS OverDrive/Distortion OS-2, コントラバスの軌跡/ 河原泰則、低音王Ⅱ、イン・ア・センチメンタル・ムード / フランソワ・ラバト、目で見て分かる やさしいウッドベースの弾き方 / 根市 タカオ。
長女には、Talkman+PSPで解決、ハルボウのギターはどれにしたらよいか迷う。YAMAHA Silent Guitar SLG-100Sを考えたが、予算オーバー。それに、アンプラグドで音を楽しめないと弾く意欲が減退するのではと言い訳を加える。ARIAのアコギか。こちらは、YAMAHA Strings Silent Seriesの、Silent Bass SLB100に惹かれる。