for Hanagura TOPOS 02
壊れへの修復という姿勢の倫理の時空を生きる時、まず元通りにする回帰の情動を捨て去って切断絶縁の意志を刻む必要があった。元通りに直すという甘い幻想が間違っているためであり、場所も時間もその文脈の観察捜査からの推理検証といった捉えによって十全な知覚が注がれるべき工夫が、基本土台に周到に用意され、伴って連動する運動として反復追従する思考が、観念と肉体からやや離れた位置で蓄えられつつその実現、実践される戦略として計上。故にまるで修復者の彼にとっては準備されているがそうでない者にとっては無意味な道具が彼の前に並べられ、そのツールを半眼で眺め下ろす人の決意の様相を呈した併置景となる。但し、この景色は成熟の手前にあり、不完全、あるいは不履行、失脚、頓挫という崩れの二乗を予感として孕む。
title
-修復のプラクティス- / 儚く薄い変位観測として / installation
materfials:soil,collected soil,table,plywood / Diorama installation
-土の表皮が繰り返された時の静まりを聴く君へ- / installation
materfials:FGFW cutting photographs unit / photo installation
-殴り倒した鹿を喰らいた手元から背中へ- / installation of a battle love
materials:glass bord,wood stick,branch
explanation 1 about shelf
ミニマルの磁性は単純が類推を無頓着に制限なく行う一方で端的な拒絶、否定、削除の素振りを纏うので、固有なミニマルへの荷担者は、存在の元基、由来、機能に対して責任を負うことになる。責任を放棄すれば途端に傍観者となり生成の立場と同時に存在を空虚に戻すことになる。形態が場所と空間を修復するというベクトルをニュアンスとして持つだけで、ミニマルの磁性が細く両目の視線の交わる彼方という展望を求める傾向を属性化する。「棚」からファニチャーを削り取ったミニマルは、手の届く時空となって開かれる。
explanation 2 about drawing
ユークリッドはユニバーストゥルーではなく観念の延長に過ぎないという考えをも踏まえた上で、平行線と円弧という他力導入された依存構造に応じるというレベルの視覚思考自体が平面に遺される。この他力から派生、生成する言語的空間(観念)は、構造をある時視覚が先行し覆して、肉体の中心に人間的なユークリッドを通過させる前に、ヒトの自在が野方図に放下されぬ抑制ともなる。
|