併置音響
音響の、物理的事象の摩擦音制御の世紀から、ゼロから音を生成させるエレクトロニクスによる物理的には生じ得ない波形音をコントロールするテクノロジー、ハード及びソフト開発の、利便的合理的変容に今更に驚きつつ、私にとっての音響への近接体感は萎えることなく継続しており、考えてみれば、日々反芻する「併置」論として、思索探索可能な領域であると気づいていた。関心のバイアスは、楽曲とかの音楽というより、音の聴こえ方であり、その波動というものに、こちらがどのように関与するかということになる。 類型的な騒音に塗れる社会を否定するつもりはないし、音響生成の巨匠作品の享受から離れるつもりもないが、私の残りの時間、何が聴こえるのかを考えたいものだ。 memo
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