David Cronenberg / Spiderを観る。映像の意味、俳優の存在意味など考えさせられた。シーンに向けてキャメラを向けたくなる。ビデオドローム以来の印象を受けるが、随分ソフィストケイトしたように感じる。サイトのgalleryで、映像のクオリティーの高さが分かる。[DICORCIAN]の参考になった。water deskのひとつの展開は、Robert Mapplethorpe、PHILIP-LORCA diCORCIA、Yasujiro Ozuを下敷きにすることになるという確信を得る。ひどく久しぶりに万年筆を使って、神楽坂の相馬屋で購入した店オリジナルの原稿用紙にプランニングする。手に馴染む新しい万年筆が欲しくなる。次女は、同じ原稿用紙にお話を書きはじめた。
LA TURBULENCE DES FLUIDES (仏題:流体の大荒れ・流動の喧騒癖) / CHAOS AND DESIRE (英題) / Manon Briandを、spiderの前に観たが、spiderの後再度続ける。
ー 2002 年モントリオール国際映画祭 Montreal World Film Festival で 最優秀カナダ映画大衆賞 Public Prize for the Best Canadian Film 、並びに、2003年、ケベックのオスカーと称せられる Jutra Awards の Special Jutra を獲得した。ー
とのこと。稚拙な演出もあるが、全編に流れるテイストと、主演女優のPascale Bussièresがとてもいい。広大な空が美しい。
週末の映画の選択は悪くなかった。
直観を信じて、red siren / Olivier Megatonを観る。Grand bleu, Le (1988)のJean-Marc Barrが、stalker/ Andrey Tarkovsky のAleksandr Kajdanovsky
と重なった。オープニングがとてもいい。けれど、ワタシなら、アリスの母親をもう少し違ったスタンスで描きたい。殺害されてしまうが、リスボンの同伴刑事が好ましいのだった。
学校の講習テキストの制作の後、HOLLYWOOD★HONG KONGと続ける。