Tears of the Sun、Phone Booth.
三日の間、1本60分のDV document26本を繰り返し眺め、切り張りして編集して煮詰まった。集中の持続を放棄して、何も考えずに映画を選んでいた。Tears of the Sunは、カメラのクローズアップが多用され、それが悪くなかった。ありがちな対立構造の娯楽だが、女優のリアリティーの無さを除けば、抑制された演出が人間を上手く浮き彫りにしている。最近カメラワークの秀逸なものが印象に残るようだ。phone Boothは、何も残らない。つまらない寸劇。サイトはそこそこなのだが。お話にならない。戦争や事件などの極端な状況の描写がモチーフとなる映画に、感情移入する主人公を登場させる手法は、観客を啓蒙する意味合いが強くなり、嫌らしさが残って辛い。できるならば、できるだけその出来事の固有性の描写へと単純化させて、主人公等という役柄は排除していただきたいものだ。
長女の期末試験の一夜漬けを覗いて、歴史の教科書のデタラメな記述仕様に驚く。これじゃわからんと、20世紀全記録を広げると、娘は勉強を放り出し記録を熱心に読みはじめた。なぜ、どうして、どうなったという具体性に欠ける中学の学習内容には、好奇心を抱ける筈がない。受験期にあやかって、20世紀のおさらいを一緒に丁寧にしてみようと促した。第1次大戦終了後シベリア派兵をはじめた日本の大正、昭和初期からの歴史の流れは、こちらも再認識したい。娘が授業で使用している歴史年表、世界地図がお粗末なので、よいものを探すことにする。
identity, confession,とつまらないものを続けて観る。見られることを意識しすぎるあまり、媚を売って、作り方を間違えるとこうしたものができるということか。いっそ次はFREDDY VS. JASONでも観て全て流すか。学校帰りにギンレイホールという手もある。 Le Fils, 25th hour. : ~7/2. 7/3~7/16 : (Life show, The classic) でも金曜日の夜は座れないか。
週末までに、water desk 撮影地を決める。