伊勢谷友介監督(活動ユニット)カクトを観る。感心してしまった。監督は1976年生まれだから、今27位か。映像がまっすぐで清潔。脚本もいい。編集や演出も切れ味がよく、俳優を実にさっぱりと丁寧に動かす。非常に期待できる監督だ。稚拙なストーリー構成や、ちょっとした強引さも、そういった映画という複雑で丁寧な作業でなんとかかわして、すっきり構築している。このところ観たものの中では、narc以来か。Gentaや、Ikeda,がでてきた。できるだけ、オリジナルの脚本で今後も制作を続けてほしいものだ。カリスマを観たあとだっただけに、印象深かった。次回作を待つという楽しみが増えた。テレヴィドラマなど観るのをやめて、こういった作品を観るべき。一緒にレンタルしたブレアウィッチ2は、今夜は観ない事にした。石井聰互(狂い咲きサンダーロード)や根岸監督(キャバレー日記)などのデビューを憶い起こす。