浅草から戻り、遊びに来ていた従妹らを見送った帰りにJim Jarmuschの「DEAD MAN」と「Year Of The Horse」をレンタルして「DEAD MAN」は娘らと観る。次女は物語の謎めいた展開に幾度も「どうして?」を連発したが、観終わった長女は「なんかかっこいいね」と洩らした。Neil Youngのギターが沁みた。睡眠不足のまま一日遊んだので、夕食の後数時間ソファーで眠ってしまい、夜中に「Year Of The Horse」を観ながら、T2の撮影テストのため、一日長女に渡して使わせたLumixのデータを端末に送りながら内容を見ると、使い方が普段のこちらよりずっとデジカメらしく扱っていた。フィルムカメラを覗き、対象のコントラストと全体の光量とレンズの深度、絞りなどの組み合わせでシャッターを切ることに慣れているのと違って、携帯電話でスナップするノリでシャッターを押しているから、気負いの無い自然なデジタルスナップができる。自然なというのは、デジタルデータであってそれ以下でも以上でもないという意味。だから光量不足でブレていて「不完全」であっても、スナップした指先の動きの根拠は偽りなくそこに定着しているから自然に感じる。Lumixは今後長女に使わせよう。
自分の携帯を欲しがっている長女に、このところ気になっていたauのINFOBARはどうだと聞くと、カッコいいけど、折りたためないからだめだとあっさり答えた。確かに尻のポケットに入れて座るとポキッと折れそうだ。中学生だから携帯の所持は特別な理由がないかぎり学校では許されていないらしいが、使い方は、親よりも数倍理解している。こちらは積極的に携帯を使う必要がないので、勝手に使わせている。コレがほしいと言うまで待つ事にする。
「花やしき」のフルコースを子どもらは楽しんだようだったが、流石に園内で食事をしようという気にはなれなかった。T2の撮影テストで、幾つかのT2に対する不満が生じたが、カラダに馴染ませることで解消できるだろう。流石に疲れた。4時間近く平気で走り回る子どもたちのエネルギーが妬ましく思えた。今日は神田の現像所に行くだけにして、カラダを休ませることにする。
長女がauのinfobarを気に入らないので、12月発売予定のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ端末「A5404S」はどうだと、12月まで待たせて、こちらがinfobarに変えようかと思ったが、au design conceptをみて、もうしばらくあれこれ悩んでみようと思う。Marc Newson