031216-608

 入籍を済ましていた長女の挙式と披露宴は、本人たちが作り上げたなかなかしっかりとしたものだった。ラグビーとラクロスの友人らが多く出席するので、体育会系の騒ぎを想像していたが、そんなものなど全くなく、しっとりと落ちついたよい宴だった。新婦の父親として引っ張り回されたけれども黙って従っていた。親族は皆涙を流していたようだった。わたしも涙がでたが少しも恥ずかしくなく、自然なことのように感じていた。皆に幸在れ。