sign-g.jpgThe Stone Council (2005)/Guillaume Nicloux(1966~)
sign-g.jpg300 (2006)
sign-g.jpganother effect 11:59 (2006)
sign-g.jpgdoubt (2006)/wayne beach
The Stone Council は、Monica Bellucci(1964~)が良いだけではなく、全編に渡る言語感が瑞々しい。3部作の中編として位置づけることのできる全編、後編が用意されてある物語であるなら、浅薄な神秘主義が多少深くなる可能性がある。ヒロインに依存しすぎる傾向があるが、若い監督の映像感覚は新鮮だった。
300は、周囲の不評のその理由を感じながら観たが、個人的には物語よりも、イメージの撮影定着への手法が、好ましく印象に残る。徹底したリアリズムではなく、伝承や淡い記録を語り部が示す映像とはこのようなものかもしれない。スローモーションが多用されすぎている。戦闘のシークエンス構築ボリュームに物足りなさがあった。
ikeda,aoki,genta,garioにOC-VE07の打ち合わせに集まって貰い、システムのチェックを行う。こちらのキャパの無い端末では最終的な仕上げができないので、genta,garioに依頼。セッティングの打ち合わせをするが、具体的な決定は現場でということになる。2.3時間ガメラと北方白色美人退治を遊んで散会。ikedaにエラーの少ないCD-ROMを用意してもらったので、テスト焼き。だが、音質的に今一度リミックスする必要あり。
sign-g.jpgLast Days (2005)/ Gus Van Sant(1952~)
gentaよりリコメンドされて観る。Gerry(2002),Elephant(2003)の「歩行」という文脈を個人的な成熟に向けるGus Van Santの思想を感じざるを得ない。歩む後ろ姿の見事さに磨きがかかった。物語を恣意的に捏造する映画ではなく、エピソードを借りた映画構築ドキュメントとも云える。だから俳優とスタッフのパフォーマンスアート映像として断片が自立している。興行的な成功は難しいと思うが、時間の経過と共にクリエイターを刺激する起爆力に優れている。こうした実現が可能であるのは、監督という固有な個人をリスペクトする文化的な土壌が其処に在るということだろう。この国では、古い体質や無知やエゴやあらゆる茶々が個人をズタズタに切り裂くので不可能だろうし、このような固有なる個人も稀にしか存在しない。
sign-g.jpgThree Days of Rain(2003)/ Michael Meredith(1968~) / Independent Film
Land of Plenty (2004)/Wim Wenders の脚本を担当し、監督抜擢されたMichael Meredithは若いので、若干俳優の演出が気になるが、雨の中の6つの断片という構造は心地よい。Jazz FM RadioのナレーションとDJ : Lyle Lovett(1959~)のラストショットは印象的。チェーホフの短編をもとにしているらしい。
sign-g.jpgNicotina (2003)/ Hugo Rodríguez(1958~)
偶発が錯綜するドタバタだが、人が人を安易に殺しすぎる。