書類の整理と、昼間インターネット用に登録しなおした銀行口座設置の際の銀行側のどうしようもない処理時間への苛立ちと、VEプランの再構成の迷いと、デスクの回りの仕事の散乱に知らぬうちに苦しめられていたところを、深夜、BS2で放送されたSteven Soderbergh監督(1963年生まれで、26歳のときに制作した「セックスと嘘とビデオテープ」で、カンヌのパルムドールを最年小で受賞)のTraffic/2000で、解放された気分が広がった。おそらく、映画制作の膨大に関わる人間の、各々の能力を見える形にする、見事な彼のおそらく人間性に救われたと思われる。これが映画の力のひとつ。観ないうちに嫌うようであった、Oceans Elevenや、Erin Brockovichを観てみようかと云う気持ちになる。